こんにちは。
ここでは、”宇宙での時間の流れ“について詳しく紹介していきます。
私たちが普段当たり前のように感じているこの地球上での時間の流れは、実は宇宙においては相対的なものに過ぎないということをお伝えしていきます!

宇宙では時間の流れが地球よりもまったく違う場所がたくさんあるよ。
宇宙での時間の流れが遅い・早いのはなぜ?
まず、宇宙では、場所によって時間の流れが異なります。
これはアインシュタインの「相対性理論」によるもので、主に次の2つの要因があります。
- 速度による時間の遅れ(特殊相対性理論)
- 重力による時間の遅れ(一般相対性理論)
まず、移動する速度が速くなるほど、時間と空間が伸び縮みする相対性理論によって時間の進み方が遅くなります。
たとえば、宇宙船で高速移動して地球に戻ると、地球では長い時間が経っている――いわゆる「ウラシマ効果」がその代表例です。
次に、重力が強い場所ほど時空が歪んで時間はゆっくり進み、逆に重力が弱い場所では速く進みます。
たとえば、ブラックホールの近くでは強力な重力によって時間が極端に遅くなります。一方、地球のような比較的重力の弱い場所では時間は速く流れます。
この原理はGPSの時間補正にも利用されています。
「宇宙で時間が遅い」とは、地球から見たときにそう見えるという相対的な現象なのです。
つまり、「速さ」と「重力」が宇宙での時間の流れを変える2大要素なのです。

ブラックホールの中に落ちた人を外から見ると止まって見えるのは、ブラックホールの中では時間の進みが非常に遅いからなんだ。
宇宙には時間が存在しない?

続いて、「宇宙には時間が存在しない」という説について解説していきます。
「宇宙には時間が存在しない」という考え方は、量子重力理論に基づく現代物理学の視点です。
私たちが感じているような、過去から未来へ流れる時間は、宇宙の根本的な性質ではなく、人間の知覚が作り出した概念だという考えがあります。
この理論によれば、宇宙は物質の集まりではなく、量子レベルの「出来事」が相互に関係し合うネットワークで成り立っています。
時間や空間は、その関係性を人間が理解するために構築した“認識の枠組み”にすぎません。
また、物理法則には時間の向きがなく、過去と未来の区別も本来存在しないとされます。
時間の流れは、エントロピー(無秩序)の増大によって生じる一種の現象にすぎないのです。
では、なぜ私たちは時間を感じるのでしょうか。それは、人間の脳が過去を記憶し、未来を予測するように進化したためです。
つまり、「時間の流れ」は宇宙の実体ではなく、人間の意識が作り出した幻のようなものだと言えるのです。
宇宙での一日の時間は?地球の時間とどう違う?
宇宙に「1日」という基準は存在しません。
地球では自転によって「1日=24時間」と定義されていますが、宇宙空間では天体ごとに自転速度も異なり、太陽のような恒星やブラックホールには「1日」という概念がありません。
ただし、宇宙飛行士は国際宇宙ステーション(ISS)で地球時間を基準に生活しています。
彼らは1日に地球を約16回も周回しますが、時計の上では「地球の1日」で活動しているのです。
宇宙の時間と空間の関係

宇宙の時間と空間は、アインシュタインの相対性理論によって「時空」と呼ばれる一体の存在として結びついています。
時間と空間は独立しておらず、運動の速さや重力の強さによって互いに影響し合うのが特徴です。
たとえば、光に近い速度で移動する物体の時間は遅く進み、強い重力の中でも時間の流れは遅くなります。
これは「ウラシマ効果」として知られ、実際にGPS衛星の時計の補正などで確認されています。
また、宇宙は今も膨張を続けており、空間そのものが拡大しています。
その変化に伴って、時間や距離の尺度も少しずつ変化していると考えられます。
近年では、空間よりも時間のほうがより根源的な存在であり、空間は時間から派生した現象だとする新しい理論も登場しています。
時間の流れが変わる映画「インターステラー」
映画『インターステラー』では、ブラックホール「ガルガンチュア」の近くで、1時間が地球の7年に相当するという描写があります。
『インターステラー』は、クリストファー・ノーラン監督によるSF映画で、時間・愛・人類の生存をテーマに描かれています。
滅びゆく地球を救うため、主人公クーパーはワームホールを通って新たな星を探す旅に出ます。
相対性理論による時間の遅れが物語の鍵となり、父と娘の絆が時空を越えて描かれます。
科学と感情が融合した、深いメッセージ性を持つ名作となっています。
1時間が地球の7年に相当するという描写は、重力による時間の遅れ(重力時間遅延)をリアルに描いたシーンです。
実際に物理学者キップ・ソーンが監修しており、科学的根拠に基づいた設定になっています。
映画を通じて、「相対的な時間の流れ」という難解な概念を、感覚的に理解できる作品と言えるでしょう。
まとめ
今回は、宇宙の時間の流れについて解説してきました。
ブラックホールの近くで5分過ごすと地球では何万年も月日が流れている…といったことを想像するだけでも非常に不思議な気持ちになりますよね。
時間の進む速度が場所によって異なるというのは少し実感しにくいですが、時間と空間は一体のものであると考えれば納得できますね。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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