こんにちは。
ここでは、宇宙がループしているという説、「サイクリック宇宙論」について分かりやすく解説していきます。

私たちのいるこの宇宙はもしかしたら始まりと終わりを無限に繰り返しているのかもしれないんだ。
サイクリック宇宙論は否定できない?
サイクリック宇宙論は、宇宙が膨張と収縮を永遠に繰り返すという理論です。
この考えでは、宇宙はビッグバンによって誕生し、やがて膨張が止まって収縮し、再び大爆発(ビッグバン)を起こす――というサイクルを続けるとされます。
中には、2つのブレーン(高次元の膜)が衝突することでビッグバンが起こるというモデルもあります。
しかし、現在主流のビッグバン理論とは異なり、サイクリック宇宙論は観測結果との整合性に課題があります。
とくに次の点が否定的根拠として挙げられます。
- 宇宙の加速膨張:観測によると宇宙は加速的に膨張しており、再収縮の兆候が見られない。
- 観測的証拠:宇宙マイクロ波背景放射などが、ビッグバン理論を強く支持している。
- ビッグクランチの不確実性:宇宙の物質量が少ないため、収縮せずに永遠に膨張し続ける可能性が高い。
そのため、サイクリック宇宙論は完全に否定されてはいないものの、現在の宇宙論では主流ではないとされています。
一方で、ビッグバン理論は観測とよく一致しており、宇宙の起源と進化を説明する標準的モデルとして科学界で広く支持されています。
サイクリック宇宙論は永劫回帰?
サイクリック宇宙論とは、宇宙が「誕生と終焉」を永遠に繰り返すという科学的モデルです。
その中でもロジャー・ペンローズが提唱した共形サイクリック宇宙論(CCC)は、前の宇宙の終わりが次の宇宙の始まりとなり、無限のサイクルが続くとする理論です。
一方、永劫回帰は哲学的な概念で、「宇宙や人生が同じ形で何度も繰り返される」という思想を指します。
これはニーチェの哲学などにも登場し、科学ではなく人間の存在や価値を問う考え方です。
🔹 両者の関係と違い
- 共通点:どちらも「無限の繰り返し」という世界観を持つ。
- 相違点:
- サイクリック宇宙論 → 物理法則に基づく科学的モデル。
- 永劫回帰 → 実証を伴わない哲学的思想。
つまり、サイクリック宇宙論は永劫回帰の思想を科学的に説明しようとする試みといえます。
🔹 現代宇宙論との位置づけ
現在主流の膨張宇宙論(宇宙はビッグバンから始まり拡大を続けている)に対し、サイクリック宇宙論は代替的な仮説として位置づけられています。
共形サイクリック宇宙論(CCC)は、既存の宇宙モデルと競合しつつも、宇宙の新しい理解を提示する理論として注目を集めています。
サイクリック宇宙論は50回目?
「サイクリック宇宙論 50回目」とは、川合光氏の著書『はじめての〈超ひも理論〉』で紹介された「私たちは50回目の宇宙にいるのか?」という問いに由来します。
サイクリック宇宙論は、宇宙がビッグバンとビッグクランチを繰り返すという理論で、現在の宇宙がその“50回目のサイクル”にあるという仮説的な考えです。
この理論には、ブレーンワールドモデル(膜の衝突で宇宙が再生)や、共形サイクリック宇宙論(ペンローズ提唱)などのバリエーションがあります。
『Cycles of Time』などの書籍でも詳しく論じられており、超ひも理論や宇宙の永劫回帰と深く関係しています。
振動宇宙論とは?
振動宇宙論(オシレーション宇宙論)とは、宇宙が膨張と収縮を永遠に繰り返すという仮説です。
宇宙はビッグバンで始まり、膨張ののち重力によって収縮し「ビッグクランチ(大収縮)」を迎えます。
その後、「ビッグバウンス(反発)」によって再び新たなビッグバンが起こる――この循環を無限に続けるという考え方です。
現代では、この理論はサイクリック宇宙論の一形態とされ、エキピロティックモデルや共形サイクリック宇宙論(ペンローズ提唱)など、より精緻な形で発展・議論されています。
サイクリック宇宙論『ジョジョ』
『ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン』では、サイクリック宇宙論(循環宇宙の考え方)が物語の核心に関わっています。
この理論は、宇宙が終焉(ビッグクランチ)と再生(ビッグバン)を永遠に繰り返すというもの。
作中では、宇宙の「リセット」や「再構築」が象徴的に描かれ、登場人物たちの運命も新たな宇宙の始まりとともに再び巡る構造になっています。
つまり、「ジョジョ6部」の結末は、サイクリック宇宙論を物語として表現したフィナーレといえます。
まとめ
今回は、宇宙がループしているという説、「サイクリック宇宙論」について分かりやすく解説してきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。

コメント